OHYA CHEMICALS CO.,LTD  01.07.03

長油系塗料

一般に乾燥時間の長い油脂を主原料とする塗料のことをいいます。一回の塗装に長い時間を要する大型構造物の現地塗装に使われ、厚塗りが可能なので乾燥後はかなりの耐久性を得ることができます。

大型構造物に付属する製品でしばしばこの塗料で塗装するよう指定されることがありますが、塗装後に細かい組み立て作業を行う製品の場合、塗装膜が組立等に耐えうる硬さになるのに非常に長い時間がかかる(冬場は1か月になることもあります。塗料のカタログにある硬化時間は多くの場合組立作業は考慮していません。)ので実用的ではありません。あくまで製品が構造完成した後もしくは製品が動かない場合に塗装することを想定した塗料なのです。

このような場合には、当社では(2液)エポキシ樹脂塗装(屋外の場合はこの上に(2液)ウレタン樹脂塗装を上塗とする。)をお奨めしております。同じ塗装膜厚で比較すると油系を大幅に上回る防錆力があり、硬化もかなり早くなります。特に最初の下塗りに有機ジンクリッチペイント(エポキシ樹脂塗料の一種です。)を使うと非常に強い防錆力が得られます。

OHYA CHEMICALS CO.,LTD  01.07.03